美しい地球環境を守るために

人と地球にやさしいトラック輸送のために、
全日本トラック協会は環境対策に真剣に取り組みます。

  走ることで人を支え、走ることで地球を守る。
そのやさしさが、プロトライバーの誇りです。
営業用トラックは自家用に比べて約20倍の輸送力
トラック運送事業者48,629社(平成8年度末)の保有車両数は、約125万台(同)。日本で登録されているトラックの総台数は約935万台ですから、緑ナンバーの営業用トラックの保有率は13%程度です。ところが8年度の営業用トラックの輸送量を見ると、トン数においてトラック輸送全体の45.9%、トンキロにおいては76.7%になっています。これを稼動効率の指標である「実働1日1車当り輸送トンキロ」で見ると、営業用トラックは自家用トラックの、なんと約20倍の輸送効率を示しています。こうした営業用トラックの実績を踏まえ、政府は総合物流施策大綱の中で、トラック輸送の効率化について自家用から営業用への転換を進める必要があると指摘。これを受けて、全日本トラック協会では営業用トラックを支援し、さまざまな取り紐みとともに「人と地球にやさしいトラック輸送」を推進しています。
  まず、トラックの排出ガスが
大気汚染の一因となっていると自覚することから
大気汚染防止のための取り組み
全日本トラック協会では、まず「毎日運転しているトラックの排出ガスが、実は大気汚染の一因となっている」ことを、トラックドライバー一人一人に再認識していただくよう、お願いしています。
大気汚染物質としては、CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)、SPM(浮遊粒子物質)などがあり、いずれも石油を燃やすときに生成されます。なかでも窒素酸化物による汚染は大きな課題で、特にディーゼル車ドライバーの自覚が求められるところです。地球温暖化の主原因となるCO2(二酸化炭素)の排出量も近年増加傾向にあると報告されています。プロトライバーとして常識的な「日頃のチョットした燃料節約運転」を励行することで、大気汚染防止にご協力ください。
「エコドライブ」は、一人一人の小さな努力で大きな成果
●無用なアイドリングをやめる
●経済速度で走る
●点検・整備を励行、タイヤの空気圧を適正に
●ムダな荷物は積まない
●ムダな空ぶかしをやめる
●急発進・急加速・急ブレーキをやめ、適切な車間距離を
●マニュアル車は早めにシフトアップを
●違法駐車をしない
●エアコンの使用を控えめに
騒音防止のための取り組み
トラック運送業界では、さまざまな騒音対策を推進しています。たとえば沿線住民の協力を得て、定期的に夜間・早朝の時間帯の通行量、騒音、振動値などの調査を実施。また毎年、業界をあげて独自に実施している正しい運転・明るい輸送運動や春・秋の全国交通安全運動などでは、自動車騒音防止を重点にした安全運転5則「制限速度の厳守」「急発進・急加速の追い越しをしない」「中央寄り車線の通行」「最大積載量を遵守」「運行前点検を確実にする」の励行をドライバーに呼びかけています。
  国民の健康と生活環境を守るために、
自動車排出ガスの規制が年々強化されています。
排出ガスに関するモード規制(新車時の規制)
昭和41年から自動車の排出ガス規制が開始されました。現在では自動車から排出されるCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)、粒子状物質などについて、燃料の種類や車両の重量別に規制値が設定されています。排出ガスの測定は2.5トン以下のトラックではシャシダイナモメーターに車体ごと載せて行われます。また2.5トンを超えるトラックでは、エンジンだけを取り出してエンジンダイナモメーターで測定されます。これらの測定の際のトラックまたはエンジンの運転条件がモードです。
自動車騒音規制の推移と現状
騒音は大気汚染と並んで、自動車に関わる重大な環境問題です。自動車騒音規制は昭和27年に始まり、昭和46年には現行規制の基礎となる加速走行騒音規制が開始されました。現在では新車時に「加速走行騒音」「定常走行騒音」・近接排気騒音」の3規制が適用され、使用過程時には「定常走行騒音」「近接排気騒音」の2規制が適用されます。